自然の中で生きる喜びを感じて
平成30年1月31日(水)
ノラソラ保育チーム 服部
「ずーっと本を読んで暮らしたいな」
「家の中で目をつむっていろんなことを想像するのが1番楽しい遊びだな」
私はそんなことを考えている子どもでした。
私が産んだ子は
自分の子どもの時とは正反対の
お猿のようにどこでも登る、
手を離すとどこまでも駆けていく男の子2人でした。
次男が産まれて2人になってからは
どうしたらいいの。
早く大きくなって。
ひとりの時間が欲しい。
と泣いたこともあったような気がします。。
が。
あっという間に2人は大きくなって
ただいま親離れ加速中。
今になり私の方が
「まだ離れないでー!」って‥
なんて勝手な親心。笑
そして今、小さい頃のことを思い出すと
2人が産まれてから私の世界は確実に広がり、
私の知らない世界を教えてくれたのは子どもたちだったんだな、と。。
「おかーさーん、おかーさーん!」
と毎日呼ばれて行くと
そこにはコウモリ、何かわからない動物の毛もっさり、木に絡みついたヘビ、全身どろんこの2人プラスお友だち、でっかいでっかい氷の塊や氷柱。などなど‥
私が見たことのないものを
毎日どっさりおみやげにくれたものでした。
そして小学生になると、放課後は近所の子たちと一緒に、いつもの裏山で、いつもの山仲間とおやつと木の棒を持って集合!
自然の中で深く呼吸をして
大きな声を出して
自然のもので工夫して遊ぶ。
水たまり、葉っぱ、雪、土を踏みしめて五感で音や感触を感じる。
自然の中で過ごす子どもたちは眩しいくらいにイキイキしていて、全部を出し切って「気持ちいい!」と叫ぶ子らと過ごす時間は、私の人生観も変わる時間でした。
そして、十日町の文化や伝統が心体に浸透してくること、この土地で生きていることに喜びを感じるようになってきたのだと思います。
「越後妻有森のようちえん・ノラソラ」を立ち上げたい、という話を聞いて、私が友人と数年前に立ち上げた子育てグループ【http://warabekko.blog.fc2.com/blog-entry-1.html】の想いとの共通点を感じました。
また、自然の中にいることで、私と子どもたちの日常がとても刺激的に、解放的なものになった経験が、ノラソラのお手伝いしてみよう、という気持ちを後押ししてくれたように思います。
今年も季節ごとに、十日町のいろいろな場所でノラソラの活動が行われます。
1人でも多くの方にこの活動を知っていただき、みなさんと一歩ずつ十日町の魅力あふれたノラソラを創っていけることを願っています。
「自然フィールドでの遊びを通して 子どもの健やかな成長と生きる力を育て、
自然の中で子育て世代と地域をつなぎ、文化やくらしの知恵を受け継ぎ、
ともに生きる喜びを感じ合いたい。」(ノラソラHPより)
この想いをみなさんと分かち合えますように。。
越後妻有森のようちえん ノラソラ
服部 昌子